昨日の風と共に去りぬについて、もうひとつ逸話をご紹介したいと思います。
あの作品の最後、クラーク・ゲーブル演じるレット・バトラーがスカーレットのもとから去り行く際に彼女に投げかけた台詞に
「Frankly, my dear, I don't give a damn.」というものがあります。
この台詞日本語訳にするとどんな意味なのか、僕らのエキサイト翻訳先生に質問してみたところ
「率直に言って、私の親愛なる人、Iは気にしません。」という意味だと教えてくれました。
この先生エキサイトしすぎててまるで使い物になりません。しょうがないんで実際にDVDを引っ張りだしてきて字幕を確認してみると
「俺の知ったことじゃない」となっていますが、実はこの台詞の中にある「
Damn」と言う言葉、かなり過激な単語だったりします。( Damn it!とか聞いたことあったら多分それです。)
映画が撮影された当時、この言葉はいわゆる禁止用語だった為に、監督は時の検閲機関から台詞の変更を命じられました。
しかし原作を尊重し、また場面の印象が薄れることを危惧した監督はその命令に従わず、罰金を支払ってまでも台詞を守りぬいたのです。
罰金の金額は実に五千ドル。当時の5千ドルがどのくらいの額面だったのかは存じませんが、現代の外貨相場での5千ドルは日本円にして
60万円相当。この「Damn」というたった一つの台詞の為に、それだけの金額が使われたのです。
Damn一回60万です!!!
今日紹介するこのサウスパークではそんなDamnだけでなく、もっと危険な単語がいっぱい!!Damn一回で5000ドル必要だとすれば、この映画の制作費は
ハリーポッター如き軽く凌駕することでしょう。たかが切り絵を動かしてるだけなのになんという贅沢な映画だろうか!
勿論、現代映画界ではそんなことありえないんでしょうけど・・・
いやもしあったらこんな映画出来てるわけないんですが。この作品を見るときは、前述の「風と共に去りぬ」のエピソードを踏まえ、言論の自由が保障された時代に生まれた幸せを噛み締めながら見ていただきたい。
あらすじを説明すると、
子供には相応しくない内容のカナダ発のコメディ映画が問題になるさなか、主人公たち仲良し4人組の一人が映画の真似をして焼け死ぬことになる。
決定的な被害。PTAのアジテーションも世論の誘導に一役買い、カナダとアメリカはついに戦争をおっぱじめる。
人々が互いを憎しみあい憎悪が頂点に達したとき、地獄のサタンとサダム・フセインがアメリカによみがえる!!ここまで来ると天晴れとしか言いようのないカオスっぷりですね。決して、可愛い切り絵の主人公たちに釣られてこれをレンタルしてはいけない。
これを家族で見ちゃった日には、平和なはずの日曜のリビングは一転混乱に征されるだろう。
母はヒステリーを起こしてストップボタンに手を伸ばし、
普段聞かない卑猥な単語と過激な内容に夢中になった息子はそれを妨害し、
父ちゃんは上辺ではワイフに同意しながらも、いつしかニタニタと画面に見入っている。うーん、カオス。ただ、一見下品でシュールに見えるだけのこの作品ですが、最後はちゃんと綺麗にまとま・・・
ごめんやっぱ下品でシュールなだけだわこれ。映画から教訓や感動を求めず、ただただ笑える時間だけをお求めで、
ついでにエログロナンセンスオールオッケーな方は、是非近所のTUTAYAのサービスデーに出かけて見てください。
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- 2007/08/29(水) 05:10:51|
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わかりやすさ、って結構大事ですよね。
どんなに深い内容で芸術的な評価を受けたとしても、それは結局評論家連中の領分であって、私たち消費者にとっての映画はやはりエンターテインメントであります。
高い金出して入った映画館で見た作品が、一度見た程度じゃ理解しきれない内容の作品だったら、それが後々高い評価を受けることになる作品だったとしても、やっぱりなんだか釈然としないものが残るかと思います。
べ、別にグランブルーがよくわかんなかった負け惜しみとかじゃないんだからねっ!!前2回に渡ってうっちゃん主演の作品を紹介して参りましたが、どちらもわかりやすいストーリーで万人にお勧めできる作品と言えます。
だけど本当に凄い作品ってのは、見ごたえあるボリュームとしっかりしたテーマ、わかりやすいのに飽きさせない。
そんな作品じゃないでしょうか?
この風と共に去りぬのような。3回目の更新何にしようかなぁってもう昨日「恋人はスナイパー」の記事書いてるときから悩んでたんですよ。
香港マフィアつながりで
「男たちの挽歌」にしようか、それともカンフーつながりで
「酔拳」にしようか。
この2つからどっち選ぼうか迷うなぁ・・・って迷った挙句の最終決定が
まったく関連性のない「風と共に去りぬ」です。
ちょっと自分がわかんなくなってきました。でもこの作品、私が自信を持って薦められる映画の五指に確実に入る作品です。
それでも実際に私の紹介でこの映画を見てくれた奴が
同じく五本の指で数え切れちゃうのは、上映時間が少しだけ長めだってのが一番の理由でしょうか。
・・・ほんの3時間40分くらいなんですが。そんな大長編のこの作品のこと、詳しくあらすじを説明しているとどうしても長くなってしまうので少しはしょって紹介させて頂きますと、
馬鹿女の半生。ってとこでしょうか。
あらすじってか一口メモですねこれ。この作品、名前だけなら結構誰でも聞いたことあるんじゃないかなと思いますが、実際に見たことのある人ってなるとあまりいないんじゃないでしょうか?
アトランタでの初公開が1939年。実に68年も前の映画であり、また映画史において非常に高い評価を受けていることなどから堅苦しいイメージをもってる方も少なくないと思いますが、
ほんと全然そんなことねぇって!!コミカルな演出があったかと思えばシリアスなシーンへ、上映時間は他の映画の約半分もあるくせに決して冗長ではなく、一度見始めれば飽きる暇をくれません。
ビビアン・リー演じる主役のスカーレットの視点で描かれるこの物語は、きっとあなたを開拓時代のアメリカへとご招待することでしょう。
若い女性の主観視点ということでやはり恋愛要素がテーマではありますが、作品の時代背景である南北戦争や終戦後の南部アメリカの人々の生活など見るべき点は多く、しかし自然に作品の中に息づいているのです。
そして見事な人物描写。
スカーレットをはじめ、優柔不断なアシュレーや
お前いい加減気づけよってほどお人よしな慈愛に満ちたメラニー、スカーレットを心のそこから愛するレット。果てはちょっと出の医者や黒人奴隷に至るまで実に個性豊かです。
名シーンだって数え切れない。アトランタ炎上や霧の中にレットが去っていく場面の完成度は凄まじい。確実に映画史上に残るワンシーンではないでしょうか。
個人的には、
黒人奴隷が「お前の家族はもう食っちまったんだから、家族の心配はもう必要ねぇだろう」と口にしながら包丁片手に鶏を追い掛け回すシーンが一番好きですが。細かすぎてわかんねぇかもしれませんが、
細かいところまで作りこまれてるって強引な解釈をここはひとつ。
さて、最後にこれは余談ですが、主役のスカーレット・オハラにはアイルランド人の父とフランス系の母親を両親に持つって設定があるんですが、実はスカーレットを演じるビビアン・リーもフランス人とアイルランド人のハーフ(彼女の場合は父のほうがフランス人で母がアイルランド人ですが)だったりします。
これが選出時の拘りの為だったのか、それともまったくの偶然だったのか、どちらにしても、そうした逸話のひとつひとつもまた、この作品に特別な魅力を与えるファクターになってるのかもしれませんね。
それでは興味を持ってくださった方、是非TUTAYAのサービスデーに・・・っていつもなら言うところなんですが、冒頭でも言った通りこれ68年前の作品です。
著作権が切れてるんだかどういうわけだか知らないけど、
DVDが500円くらいで買えちゃいますので、何度も見たい方はそっち買ったほうがお得かもしれませんね。
多分近所のDVDあつかってる店にいけば古典映画のコーナーみたいなのあると思うので、探してみてください。
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- 2007/08/28(火) 02:05:09|
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日曜日の夜、皆様いかがお過ごしでしょうか?
突然ですが、日曜の夕方あたりからいきなり言いようのない寂しさに襲われることって、皆さんございませんか?
楽しかった週末への名残惜しさと相まって、翌日から始まる新しい一週間に思いを馳せると、軽く精神的な疲労感を感じる。
自分にとってこれが一番顕著だった時期は小学生の頃だったんですが、当時それを一層強く感じさせる材料となっていたのが
日曜の夕方放送されていたユーミンのラジオ番組。確か「サウンドアドベンチャー」って番組だったと思います。まだ我が家の家族仲がよかった時代、海や、山や、映画を見に行った帰り、父の運転する車の中でこの番組のオンエアが始まると、「ああ、もう日曜日も終わりなんだ」と妙に物悲しい気持ちになったものです。
いえ、別にユーミンは嫌いじゃありません。むしろ好きな部類の歌手です。
荒井由実時代ならば
ベルベットイースター、やさしさに包まれたなら、中央フリーウェイなど。
結婚して姓が松任谷と変わって後は、
真夏の夜の夢や
Hello, my friend、それからいささか時期外れではございますが、いまやクリスマスソングの定番となった
恋人がサンタクロースなんかもいいですね。
というわけで更新2回目の今回は前回に引き続きうっちゃん主演の、「恋人はスナイパー」をご紹介させて頂きたく思います。なんだろこの強引な流れは。いや、流れうんぬんもそうだけど、それよりも更新2回目にして
「映画紹介」ってブログのコンセプトを破戒してしまった件。すいませんこれ厳密に言うと2時間もののテレビドラマで、映画じゃないんですorz
言い訳をさせて頂くならば、この「恋人はスナイパー」映画にもなってるってことでひとつ・・・
いややっぱりごめんなさいすいません。さてこの作品のあらすじは・・・
幼い頃に母親と生き別れになった少年が殺し屋として成長し、母と再会するために仕方なくスナイパーの仕事をしていく。
国際二課所属の刑事であるヒロインと彼女の家族との交流。
殺人への忌避感を感じながらも組織の言いなりになるしかないスナイパーの葛藤。
果たして彼は母と再会出来るのか・・・?!はい、前回に引き続きまたすっごい無難な紹介をお送りしました。あれだ、
シナリオは結構チープですよね。幼い頃に母と生き別れ。
犯罪組織の殺し屋。
主人公とヒロインはカンフーの達人。
大衆が好みそうなシンプルな設定をとりあえず並べてみました、ってそういう感じしますよね。でも、
オリンピック出場選手に育てるためにと目をつけられ中国政府に連行される幼い主人公、とか
いらんところではリアリティに溢れています。今中国政府と言いましたが、うっちゃん扮する殺し屋「王凱歌」は日本人ではなく中国人です。
同じ黄色人種で見た目的にはほとんど差異のない中国人と日本人ですが、やはり他国の人間を演じるわけだからそら難しいでしょう。
だけどうっちゃんは演じきりました。どころか、実はこの主人公日本語ペラペラなのですが、それが語られたあとも普通の日本人には決して成り下がらず、「
日本語ペラペラの中国人」を見事に表現したのです。もう自分は「
実はうっちゃんはイタコで、演じる役柄の人格の霊を毎回クチヨセしてるんだヨ」とか言われても多分「あー、そうなんだ」ってなんの抵抗もなく信じきっちゃうと思います。
それから、この内容でうっちゃん主演、勿論見所はアクションシーン。
ヒロインを演じる水野美紀も少林寺拳法を習っていた為に、うっちゃんと同じくアクションシーンを得意とする女優です。
終盤の二人の格闘シーンは特に凄い。
走る、跳ねる、殴る、蹴る、
挙句の果てには翔ぶ。いや、ほんと誇張とかじゃなくて、鉄骨から鉄骨へと飛び移りながらのアグレッシブな躍動感に溢れる格闘は
これのほかにはジャッキーの映画くらいでしか見たことありません。この記事を見て興味を持ってくださった方、是非TUTAYAのサービスデーに出かけてください。
これ踊る大捜査線のおとなしい姉ちゃんかよ・・・と驚くこと間違いなしです。
テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2007/08/26(日) 20:27:59|
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異常気象、ってのはまぁ毎年毎年大げさに騒がれている問題ではございますが、それにしても今年の夏はちょっと本気でやばめな猛暑が連日に渡り続きましたね。
日本でも関東を中心に日中は実に40度を記録したそうですが、これは南方の島国タイの気温に相当する数値だとか。
毎年南極が融けだしてるだとか耳にしても今までは話半分に聞いていただけでしたが、
よくよく考えてみると自分の目で南極って見たことないんですよね。ここをご覧になってる皆さんの中に、テレビとか雑誌を通してではなく、実際に南極をご覧になったことのある方、いらっしゃいますでしょうか?
ちょっと気になって周囲の人間に質問してまわったところ、
自分の周りにはなんとただの一人もいませんでした。もしかして南極ってもう融けてなくなっちゃってるんじゃないでしょうか?さて、そんな危険な孟夏の中で今年も実施された「コミックマーケット」
いわゆる「萌え」がサブカルチャーとして認められてきた昨今ですが、一昔前の「オタク」のイメージと現在の「オタク」のイメージってのは、なんだか少しベクトルが違うんじゃないかなって気がします。
でわその
「一昔前のオタク・マニア」ってのはいったいどんなイメージをもたれていたのでしょうか?
というわけでブログはじめの今回は、若き日のウッチャンナンチャンが主演した「七人のおたく」をご紹介させていただきます。
あらすじを簡単に説明しますと、
ある島のヤクザなおっさんに子供をとられちゃった外国人妻のため、子供を奪還するべく南原扮するミリタリーオタクが、各分野のスペシャリストとして個性豊かなオタクたちに声をかけていく!
奪還作戦の行方は……?!とこういう、
はい、すいませんなんかすっごい無難な紹介っすよねこれ。いやでもこの七人のおたく。ほんとに面白い。
まずメンバー集めの段階で全員の個性がちゃんと印象付けられている。
テンポもいいから飽きもないし、後半に向けて伏線も張ってあるけど、それを気づかせない素直なつくり。
それから役者たちの演技も、
特にウッチャンナンチャンのうっちゃんの演技なんかすごい!完璧に役になりきった全身で見せる演技と、中国拳法を駆使した殺陣シーン。それからなんと言っても後半の
壁蹴り宙返り。この映画だけでしかうっちゃんを知らない人に「この人お笑い芸人なんだぜ?」なんて言った日にはどんなリアクションがもらえるのか想像するだけでにやけてきます。
・・・なんだか半分くらい
うっちゃんマンセーに終わっちゃいました、他の役者さんだって負けず劣らずの名演。
それにとにかく楽しんでるって雰囲気が伝わってくるのがいい。
「僕らの七日間戦争」に通じるもののあるワクワク感。
荒を探そうとすれば出てくるかもしれないけど、そういう気持ちになれないさわやかさ。
まだ見た事のない方は是非、TUTAYAのサービスデーにでも旧作邦画コーナーを探してみて頂きたい。
テーマ:映画紹介 - ジャンル:映画
- 2007/08/25(土) 22:26:02|
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